企業分析・銘柄分析
ROEやPERなどの財務指標から、移動平均線・出来高といったテクニカル指標まで、個別企業・個別銘柄を分析するための用語です。
ROE(自己資本利益率)
Return On Equityの略。株主が出した資本(自己資本)に対して、企業がどれだけ効率的に利益を生み出したかを示す指標です。当期純利益÷自己資本で算出します。
ROA(総資産利益率)
Return On Assetの略。負債も含めた総資産全体に対して、企業がどれだけ効率的に利益を生み出したかを示す指標です。当期純利益÷総資産で算出します。
移動平均線
一定期間の株価の平均値を計算し、時間の経過とともに結んで折れ線グラフにしたもの。日々の値動きのノイズをならし、株価のおおまかな方向性(トレンド)を見やすくします。
営業利益率
売上高のうち、本業の事業活動でどれだけ利益(営業利益)を残せたかを示す指標。企業の「稼ぐ力」を、規模の異なる企業間でも比較しやすくします。
OHR(経費率)
Overhead Ratioの略。経費(人件費・物件費等)を業務粗利益(銀行の本業の粗利益)で割った比率で、銀行がどれだけ効率的に収益を上げているかを示します。数値が低いほど収益効率が良いことを意味します。
株主優待
企業が一定数以上の株式を保有する株主に対して、自社製品・割引券・金券などを贈る制度。日本独自の株主還元制度として、配当と並んで個人投資家に注目されます。
現金及び現金同等物
貸借対照表・キャッシュフロー計算書上の会計科目で、手元現金や普通預金に加え、取得から短期間で満期を迎える高い流動性を持つ短期の金融資産を含みます。
権利確定日・権利落ち日
配当金・株主優待を受け取る権利が確定する基準日が「権利確定日」。その権利がなくなった翌営業日が「権利落ち日」で、権利落ち日には配当分に相当する株価下落が起こりやすいとされます。
自己資本比率
総資産のうち、返済不要の自己資本(株主資本)がどれだけの割合を占めるかを示す指標。数字が高いほど負債への依存度が低く、財務的な余力が大きいとされます。
自己資本比率(バーゼル規制ベース)
銀行が保有するリスク・アセット(貸出金等のリスクの大きさに応じて重み付けした資産)に対して、どれだけ質の高い自己資本を持っているかを示す、国際的な銀行規制(バーゼル規制)に基づく指標。銀行の経営健全性を測る中心的な物差しです。
増配
企業が前期よりも1株あたりの配当金額を増やすこと。反対に配当額を減らすことは「減配」、配当をゼロにすることは「無配」と呼びます。
出来高
一定期間内に株式が売買された数量。株価だけでなく出来高の変化も合わせて見ることで、値動きの背後にある注目度・取引の勢いを読み取る手がかりになります。
テクニカル分析
株価チャートの値動き・出来高などのデータをもとに、将来の値動きの傾向を読み取ろうとする分析手法。企業の業績・財務を分析するファンダメンタル分析とは対になる考え方です。
ネットキャッシュ
企業が保有する現金及び現金同等物から、有利子負債を差し引いた金額。プラスが大きいほど、借入金を全額返済してもなお現金が余る「キャッシュリッチ」な状態を示します。
配当性向
当期純利益のうち、どれだけの割合を配当金として株主に還元しているかを示す指標。配当性向40%であれば、利益の4割を配当に回していることを意味します。
配当利回り
株価に対して、1年間でどれだけの配当金を受け取れるかを示す割合。1株あたり年間配当金÷株価で算出します。
PER(株価収益率)
Price Earnings Ratioの略。株価が1株あたり利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す指標で、株価が利益水準に対して割高か割安かの目安として使われます。
PBR(株価純資産倍率)
Price Book-value Ratioの略。株価が1株あたり純資産(解散価値)の何倍まで買われているかを示す指標。PBR1倍は「株価=解散価値」の目安とされます。
持分法による投資損益
出資先企業(子会社ほど支配力は強くないが一定の影響力を持つ関連会社等)の利益のうち、出資比率に応じた持分相当額を自社の損益として計上する会計項目。商社など出資先企業からの収益に大きく依存する業界で、利益の内訳を理解する上で重要な指標です。
有利子負債
短期借入金・長期借入金・社債・リース債務など、利息の支払いを伴う負債の総称。企業の負債の中でも、明確に資金調達コストが発生しているものを指します。
Revenue Multiple(売上高倍率、PSR)
時価総額を売上高で割った倍率(PSR=Price to Sales Ratioとも呼ばれます)。利益がマイナスでPERが算出できない赤字企業でも、売上高さえあれば算出できる株価指標です。