更新日: 2026年7月28日

PBR(株価純資産倍率)とは

Price Book-value Ratioの略。株価が1株あたり純資産(解散価値)の何倍まで買われているかを示す指標。PBR1倍は「株価=解散価値」の目安とされます。

かみ砕いた説明

PBR(Price Book-value Ratio、株価純資産倍率)は、株価が1株あたり純資産(会社を清算した場合に株主に残る価値、いわゆる解散価値)の何倍まで買われているかを示す指標です。「株価 ÷ 1株あたり純資産」で計算されます。

PBR1倍は「株価が解散価値と同水準」であることを意味する目安の数字で、理論上は1倍を下回るということは「会社を今すぐ解散して資産を分配した方が、株を持ち続けるより価値が高い」と市場から評価されている状態にあたります。東証は上場企業に対して「資本コストや株価を意識した経営」の一環として、PBR1倍割れの是正を求める姿勢を示してきました。ただしPBRの低さは、業界一律の評価というより、各社の収益力(ROE等)に対する市場の評価を反映していることが多く、PBRだけを見て「割安」と判断するのは早計です。

具体例

トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダの決算比較では、5社中スズキ(PBR1.17倍)だけがPBR1倍を上回り、他4社は1倍割れという結果を紹介しています。スズキは5社の中でROE・自己資本比率もともに最高水準にあり、PBRの高低が収益力・資本効率の違いを反映している可能性を示す例になっています。