更新日: 2026年7月28日

ROE(自己資本利益率)とは

Return On Equityの略。株主が出した資本(自己資本)に対して、企業がどれだけ効率的に利益を生み出したかを示す指標です。当期純利益÷自己資本で算出します。

かみ砕いた説明

ROE(Return On Equity、自己資本利益率)は、株主が出資した資本(自己資本)に対して、企業が1年間でどれだけの利益(当期純利益)を生み出したかを示す指標です。「当期純利益 ÷ 自己資本」で計算され、数字が高いほど、株主の持ち分に対して効率よく利益を稼いでいると評価されます。東証が上場企業に「資本コストを意識した経営」を求める文脈でも、ROEはよく参照される指標です。

ROEを見るときに注意したいのは、自己資本比率(財務レバレッジ)の影響を受ける点です。同じ利益額でも、自己資本の比率が低い(負債の比率が高い)企業ほどROEは高く算出されます。これは、少ない自己資本で大きな利益を生み出しているとも言えますが、裏を返せば負債への依存度が高いことも意味します。ROE単体ではなく、ROA(総資産に対する利益率)や自己資本比率と合わせて見ることで、「レバレッジで底上げされた数字か、資産全体で見ても効率的か」を判断しやすくなります。

具体例

自動車業界トップ5 財務諸表比較ツールの資本効率マップでは、ROEをROA×自己資本比率という恒等式で分解して可視化しています。トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダの決算比較では、5社の中でスズキがROE13.0%(簡易値)と最も高い水準にあることを紹介しています。