更新日: 2026年7月28日

自己資本比率とは

総資産のうち、返済不要の自己資本(株主資本)がどれだけの割合を占めるかを示す指標。数字が高いほど負債への依存度が低く、財務的な余力が大きいとされます。

かみ砕いた説明

自己資本比率は、企業の総資産のうち、返済の必要がない自己資本(株主資本)が占める割合を示す指標です。「自己資本 ÷ 総資産」で計算され、数字が高いほど負債(借入金や社債など、いずれ返済が必要な資金)への依存度が低く、財務的な余力が大きいと一般に評価されます。

自己資本比率が低いこと自体が即座に危険というわけではありませんが、業績が悪化した局面では、負債の返済負担が重くのしかかりやすくなります。特に赤字が続く企業を見るときは、自己資本比率がどれだけの余力を示しているかが注目されやすいポイントです。またROEの算出には自己資本が分母として使われるため、自己資本比率が低い(負債の比率が高い)企業ほどROEが高く出やすいという関係もあります。

具体例

トヨタ・ホンダ・日産・スズキ・マツダの決算比較では、自己資本比率がスズキ51.0%・マツダ42.5%・トヨタ37.8%・ホンダ35.3%・日産24.2%と5社で大きく異なり、赤字が続く日産が5社の中で最も薄い水準にあることを紹介しています。同じ業界・同じ決算期でも、財務の余力にはこれだけの差が生じることがあります。