更新日: 2026年7月28日

リスク資産・安全資産とは

値動きの大きさによって資産を大きく2つに分ける考え方。「リスク資産」は価格が変動し元本割れの可能性がある資産、「安全資産(無リスク資産)」は値動きが小さい資産を指します。

かみ砕いた説明

投資の世界では、保有する資産を大きく「リスク資産」と「安全資産(無リスク資産とも呼ばれます)」の2つに分けて考えます。

  • リスク資産: 株式・投資信託・ETF・不動産など、価格が変動し標準偏差で表されるような値動きの幅を持つ資産です。値上がりも値下がりもする代わりに、長期的にはより高い期待リターンが見込めるとされています。
  • 安全資産(無リスク資産): 現金・普通預金・短期国債・MMFなど、価格変動が非常に小さい資産です。ただし「安全」という言葉から元本保証を連想しがちですが、そうではありません。インフレ(物価上昇)が進めば、名目上の金額は減らなくても実質的な価値は目減りしますし、外貨建ての安全資産には為替変動リスクもあります。

この2区分は、アセットアロケーションや現金比率を考えるときの土台になります。「リスク資産をどれだけ持ち、安全資産をどれだけ持つか」という配分の考え方は、現金(無リスク資産)とリスク資産を組み合わせて全体の値動きを調整する資本配分線(CAL)という理論の応用として、現金比率シミュレーターでも扱っています。

具体例

資産の例 区分 補足
全世界株式(オルカン) リスク資産 株式の値動きをそのまま受ける
債券 中間(発行体・種類による) 国内国債は安全資産寄り、海外債券は為替リスクを伴う
普通預金 安全資産 元本の名目額は変動しないが、インフレには弱い
MMF 安全資産寄り 短期金融資産で運用され、現金同等物に近い

現実の商品は「リスク資産か安全資産か」できれいに二分できるとは限らず、ETF投資信託のように「器の中身次第」というケースも多くあります。それぞれの用語ページで、具体的にどちらに寄るかの目安を解説しています。