更新日: 2026年7月19日

期待リターンとは

ある資産に投資した場合に、平均的に見込める年率のリターン(収益率)。実際のリターンは毎年この数字を中心に振れます。

かみ砕いた説明

期待リターンとは、ある資産に投資した場合に平均的に見込める年率のリターン(収益率)です。「期待」という言葉が付いていますが、これは統計学でいう「期待値」であり、「期待している」という主観的な願望ではありません。過去の実績や理論モデルをもとに算出される、あくまで見積もりの数字です。

期待リターンはあくまで平均であり、実際の毎年のリターンはこの数字を中心に上下に振れます。その振れ幅の大きさを表すのが標準偏差です。同じ期待リターン5%でも標準偏差が大きい資産ほど、ある年は大きくプラス、別の年は大きくマイナスになり得ます。将来資産額を一点の数字ではなく確率的な幅として捉えるには、モンテカルロ法によるシミュレーションが有効です。

一般に、期待リターンが高い資産クラスほど標準偏差(リスク)も大きくなる傾向があり、「リスクを取らずに高いリターンだけを得る」ことは基本的にできません。

具体例

ポートフォリオ比較ページで使っている想定値では、全世界株式の期待リターンは年5.0%、国内債券は年1.0%としています。株式は債券より高い期待リターンを持つ一方、標準偏差も大きく、詳しくは標準偏差とは何か?資産運用の「リスク」を数字で理解するで数値例とともに解説しています。