更新日: 2026年8月14日
貸借対照表(BS)とは
ある時点における企業の財産の状態を示す財務諸表。Balance Sheetの略でBSとも呼ばれ、資産・負債・純資産の3区分からなり、「資産=負債+純資産」という関係が常に成り立ちます。
かみ砕いた説明
貸借対照表(Balance Sheet、BS)は、決算期末などある1時点における企業の財産の状態をまとめた財務諸表です。1年間の経営成績を示す損益計算書(PL)が「動画(フロー)」だとすれば、貸借対照表は「静止画(ストック)」にあたります。
貸借対照表は「資産」「負債」「純資産」の3つの区分に分かれ、常に「資産=負債+純資産」という関係(バランス)が成り立ちます。資産は企業が保有する現金・在庫・工場・投資有価証券などの財産全体、負債は借入金や買掛金など将来返済・支払いが必要な義務、純資産は株主が出資した資本や過去の利益の蓄積など、返済の必要がない自己資本です。この「資産に対して自己資本がどれだけの割合を占めるか」を示すのが自己資本比率で、貸借対照表を読むときに最もよく参照される指標のひとつです。
貸借対照表を読むときのもう一つの視点が、ネットキャッシュ(現金及び現金同等物-有利子負債)です。自己資本比率が「比率」で財務の健全性を見るのに対し、ネットキャッシュは「実額の差」で、手元資金だけで借入金を返済しきれるかどうかを直接的に示します。
具体例
自動車業界トップ5 財務諸表比較ツールのトヨタ自動車(2026年3月期)の自己資本比率は37.8%で、総資産のうち4割弱が返済不要の自己資本で構成されています。また製造業単体ベースのネットキャッシュはプラス7兆850億円(現金及び現金同等物9兆8,851億円-有利子負債2兆8,001億円)で、借入金をすべて返済してもなお7兆円超の現金が手元に残る、財務的な余力の大きい状態です。貸借対照表の読み方の詳しい解説は貸借対照表(BS)の読み方:資産・負債・純資産と自己資本比率で扱っています。