更新日: 2026年8月14日

損益計算書(PL)とは

一定期間(通常1年間)の企業の経営成績を示す財務諸表。Profit and Loss Statementの略でPLとも呼ばれ、売上高から段階的に費用を差し引き、最終的な当期純利益に至る過程を示します。

かみ砕いた説明

損益計算書(Profit and Loss Statement、PL)は、企業が1年間(または四半期などの一定期間)にどれだけ売上を上げ、どれだけの費用を使い、最終的にいくらの利益(または損失)を出したかをまとめた財務諸表です。「一定期間の経営成績」を示す書類であり、ある1時点の財産の状態を示す貸借対照表とは役割が異なります。

PLは、売上高から段階的に費用を差し引いていく構造になっています。代表的なのは「売上高→売上総利益→営業利益→経常利益→当期純利益」という5段階の利益で、段階が進むごとに、その利益が「何を差し引いた後の利益か」が変わります。たとえば営業利益は本業の儲けを示す利益で、経常利益はそこに本業以外の日常的な収支(受取利息・支払利息など)を加えたものです。ただし、この5段階の呼び方は日本基準(J-GAAP)の様式によるもので、IFRS(国際会計基準)を採用する企業では「経常利益」という科目自体が存在しない場合があります。決算書を読むときは、その企業がどの会計基準を採用しているかも合わせて確認する必要があります。

具体例

自動車業界トップ5 財務諸表比較ツールのトヨタ自動車(2026年3月期、IFRS)を見ると、売上高50兆6,849億円に対し、営業利益3兆7,662億円(営業利益率7.4%)、最終的な当期純利益は3兆8,480億円でした。トヨタはIFRSを採用しているため、この決算書に「経常利益」という科目は登場しません。損益計算書の読み方の詳しい解説は損益計算書(PL)の読み方:売上高から当期純利益までの利益の構造で扱っています。