更新日: 2026年7月28日
ベータ値とは
個別銘柄・業種が、市場全体(TOPIXなど)の値動きに対してどれだけ敏感に反応するかを示す数値。ベータ値1が市場平均並み、1より大きいほど市場の動きより値動きが大きくなる傾向を示します。
かみ砕いた説明
ベータ値は、個別銘柄や業種が、市場全体(TOPIXなど)の値動きに対してどれだけ敏感に反応するかを示す数値です。過去の月次リターン等をもとに、市場全体の動きに対する回帰係数として算出されます。
ベータ値が1であれば、市場全体と同程度の値動きをする傾向があることを意味します。1より大きい銘柄・業種は、市場が上がるときはより大きく上がり、下がるときはより大きく下がる傾向があり、こうした値動きの大きい業種は「シクリカル株(景気敏感株)」と呼ばれることがあります。反対にベータ値が1より小さい銘柄・業種は、市場全体の動きに対して値動きが穏やかで、「ディフェンシブ株」と呼ばれる傾向にあります。
ベータ値はあくまで平時の値動きの大きさを示す指標であり、実際の暴落局面でどれだけ下落したか(ドローダウン)とは必ずしも一致しない点には注意が必要です。「平時は大人しいが暴落時だけ弱い」業種のような、ベータ値だけでは見えない特徴が存在することもあります。
具体例
業種別 景気感応度マップでは、TOPIX-17業種それぞれについて対TOPIXベータ値を算出し、過去の景気後退局面(リーマンショック・コロナショック)でのドローダウンと合わせて「シクリカル」「ディフェンシブ」「中立」の3分類に整理しています。